ガンダム好き必見！バンダイの新施設で体験するプラモデザイナーの世界
静岡市に新設されたバンダイホビーセンターの新工場とミュージアム「BHC PDII MUSEUM」は、ガンプラファンなら一度は訪れたい最新施設です。
プラモデザイナー体験や制作工程の見学、隠れハロ探しなど、ものづくりの魅力を存分に味わえる内容が盛りだくさん。
完全予約制でアクセス方法や注意点も要チェック。この記事では、実際に訪れた体験をもとに、施設の見どころから予約・アクセス・限定お土産の情報まで、写真付きで詳しく紹介します。
バンダイホビーセンター新工場とミュージアムを徹底紹介
バンダイホビーセンターとは
新工場の外壁を飾るインパクト抜群の巨大ランナー風オブジェ。ガンプラのパーツを模したデザインで、施設名「BHCPDII」のロゴと共に、ものづくりの象徴を表現している。
バンダイホビーセンターは、株式会社BANDAI SPIRITSが運営する、世界屈指のプラモデル生産施設です。主に「ガンプラ」（ガンダムシリーズのプラモデル）を手掛けるこの施設は、ものづくりの最前線を支える拠点として、国内外のプラモデルファンから注目を集めています。その所在地は静岡県静岡市葵区に位置し、地域を代表する産業施設のひとつとしても有名です。最新技術を駆使した設備や、精密な製造工程で高品質なプラモデルが生まれるこの場所は、プラモデル文化の中心地ともいえるでしょう。
バンダイの挑戦とミュージアム誕生の背景
バンダイホビーセンターの新工場とミュージアムは、プラモデル需要の増加に対応し、より多くのファンにものづくりの魅力を知ってもらう目的で建設が進められています。新工場は「バンダイホビーセンター新工場」の名称で、静岡県静岡市葵区長沼に建設され、2025年夏頃から稼働を開始する予定です。この新工場では、2026年度の本格稼働時に2023年度比約35％の増産を目指しており、プラモデル市場をさらに活性化する見込みです。
また、併設されるミュージアムは「BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE MUSEUM（略称：BHC PDII MUSEUM）」という名称で、ものづくりの価値や魅力を広く伝える体験型施設としてオープンします。これらの新設施設は、プラモデルの進化やガンプラ人気を反映した象徴的なプロジェクトといえるでしょう。
バンダイホビーセンター新工場の特徴とは
バンダイホビーセンター新工場は、地上3階建て、延床面積約18,087平方メートルの広さを持つ大規模施設です。最新の生産設備として多色成形機10台や単色成形機84台を導入し、大量生産はもちろん、繊細なディテール再現に強みを発揮します。一方、隣接するミュージアムは「プラモデルの価値のデザイン」をテーマに掲げ、プラモデル制作の裏側や創造的なプロセスに焦点を当てています。特に、来訪者がプラモデザイナーになりきれる体験プログラムや、実物大ガンプラモニュメントの展示などは、唯一無二の体験を提供します。このような施設の特徴と目的は、プラモデル文化の普及だけでなく、次世代のものづくりに向けた教育の場ともなる役割を担っています。
プラモデル制作の裏側を体験！ミュージアムの魅力
プラモデザイナー体験プログラムとは
新設ミュージアムに入場する際使用する ID端末の操作パネル
バンダイホビーセンターの新設ミュージアムでは、「プラモデザイナー体験プログラム」を通じて、自分だけのプラモデル制作を体験することができます。このプログラムでは、実際にプラモデザイナーが行うプロセスの一部を再現し、参加者はプラモデルの形状や色を決定する楽しさを味わえます。来場者が使用する体験用IDカードを利用することで、自分のデザイン内容を記録し、オリジナリティあふれるプラモデルを作り上げることができるのです。また、このプログラムを通じて、創造力とものづくりへの深い理解を得ることができます。
ガンプラ制作工程の見学ポイント
バンダイ新工場の成形機エリアを上から見下ろした製造ラインの様子
ミュージアム内では、バンダイが誇る「ガンプラ制作工程」を窓越しに見学することが可能です。静岡県静岡市に位置するバンダイホビーセンター新工場で、実際の製造現場を間近で見ることができるのはとても貴重です。多色成形機を活用した精密な部品の成形や、品質管理へのこだわりが体感できる展示が見どころです。また、最新のガンプラ生産設備を目の当たりにすることで、これらの商品が単なるおもちゃを越えた高い技術とデザイン性を備えていることを実感できます。
工場内は高度にオートメーション化されており、見学時にはわずか1名のスタッフしか確認できませんでした。無人でも稼働する最新の生産ラインからは、バンダイの技術力と効率性の高さがうかがえます。
4色射出成形機などハイテク設備の紹介
ミュージアム内に設置された白一色の展示エリアと大型装置の模型
バンダイ長沼新工場2024稼働を見越して設置される「4色射出成形機」は、世界的にも珍しい多色成形技術を実現しています。これにより、一つの工程で複数の色を瞬時に成形する高度な技術を披露。この成形機をはじめとするハイテク設備は、ガンプラの繊細なパーツやディテールを可能にしています。また、展示エリアではこうした設備をダイナミックに紹介し、最新技術の解説も行われる予定です。この工場設備により、2026年度には従来比35％の増産も目指されています。
カラーリングが施された射出成形機が目を引きます。奥には、重量のある金型を安全に持ち上げるための専用リフターも設置されており、作業現場のリアルな一面が垣間見えます。機械の美しさと機能性が共存する展示です。
4色同時成形が可能なランナーに注目！バンダイの先進技術により、1つの射出工程で4色の部品が同時に成形されるランナーが展示されています。これにより、塗装の必要がなく、組み立てるだけで完成度の高いガンプラが楽しめるのが特徴。製造現場でしか見られないリアルなランナーに感動必至です。
パッケージデザイン体験の楽しみ方
LEDライトで照らされたカラー選択エリアと直感的なタッチインターフェースを使って、パッケージの色や構成を自由にカスタマイズできるこの体験は、子どもから大人まで夢中になれる魅力があります。参加者は、ガンプラの外装デザインに込められた「伝える力」を学びつつ、自分だけのアレンジでパッケージを制作可能。完成したデザインは、その場で確認でき、後日データとして持ち帰ることもできます。オリジナルのパーツを使ったランナーも含め、“作る楽しさ”を実感できる内容となっており、体験終了時には成績に応じたランク（最高ランクはSS）も表示され、ゲーミフィケーション的な要素も盛り込まれています。。
体験の最後には、自分で選んだカラーリングやデザインが反映された「世界にひとつだけのプラモデザイン」が完成！結果画面では、最高ランク「SS」などの評価が表示され、ゲーム感覚で楽しめる演出も魅力です。子どもから大人まで夢中になれる、満足度の高い体験プログラムとなっています。
実際に作った作品が画面に表示されて、プリンターで印刷するとプラモのパッケージが完成する。
自作したオリジナルパッケージとオリジナルパーツ｜“作る楽しさ”を実感できるデザイン体験
ガンプラファン必見の見どころ
実物大ガンプラモニュメントに会える！
バンダイホビーセンター新工場の外壁に飾られた巨大ランナーパーツ風オブジェ
バンダイホビーセンター新工場には、ガンプラファンを圧倒する一大見どころとして、実物大のガンダムサイズで制作されたガンプラモニュメントが展示されます。このエントランスのシンボルは、訪れる全ての来場者を歓迎し、ガンプラのスケール感や精密さを実感させる作品です。巨大なガンプラを目の当たりにできるこの展示は必見で、特に写真映えもするため、ガンプラファンやガンダムを通じてものづくりの魅力を知りたい方々にはたまらないスポットとなっています。以下の画像は裏側から見たところで、1/1サイズのモデルは迫力大満点です！
館内2階部分から見た巨大ランナーの裏側。実際に組み立てられる模型のパーツ構成図を模しており、設計とアートの融合を感じさせる演出となっている。
エントランスの壁面にランナーの金型を模したオブジェ
参加者個々に配られたIDカードをタッチする入場口
展示エリアで見るプラモデルの進化
壁一面に展示された無数のガンプラフィギュア「Gミッション4000」展示
成形機1台で約4,000体分のランナーを一度に生産できる驚異のスケールを表現した巨大オブジェ。整然と並ぶ構造は、地下の巨大観測装置「スーパーカミオカンデ」を彷彿とさせるデザインで、大量生産のスケール感とバンダイの技術力を視覚的に伝えてくれます。
バンダイホビーセンター内の展示エリアでは、プラモデルの進化を辿ることができる特別な空間が広がっています。このエリアでは、初期のガンプラから現代に至るまでの技術的進歩やデザインの変遷がわかる展示が展開されており、単なる模型という枠を超えた「ものづくり」の歴史とその奥深さを学ぶことができます。特に、静岡県に根付いたプラモデル産業の歴史を知る貴重な機会にもなっています。見学を通じて、ガンプラがどう進化し続けているのかを間近で体験できる内容となっています。
ガンダムアートとコラボした特別展示
また、施設内ではガンダムアートとコラボレーションした特別展示も開催されます。この展示では、アートとしてのガンダムの魅力を発信しており、通常のプラモデル作品だけではない新たな表現方法を楽しむことができます。ファンアートの展示や現代アーティストとの共同制作による作品が並べられ、ガンダムというコンテンツの可能性の広がりを体感できる構成となっています。新しい視点でガンダムを再発見できるこの特別展示は、訪れる方々に大きな感動を届けてくれることでしょう。
施設内の廊下には、普段目にすることのできない貴重な設計図や開発資料がずらりと展示されています。プラモデル誕生の裏側を感じられる、ファン必見のスポットです。
トイレの案内表示までもがランナー仕様に！
施設内の細部にまでガンプラの世界観が行き届いており、トイレの表示板までプラモデルのランナー風デザインになっていました。ファンにはたまらない、遊び心満載の演出です。
訪問前に知っておきたい情報
完全予約制とチケットの詳細
バンダイ長沼新工場のミュージアム、「BHC PDII MUSEUM」は、完全予約制となっています。予約の受付は2025年6月2日正午から開始されるとのことです。13歳未満のチケット料金は1,100円、13歳以上は2,860円、未就学児は無料で入場できます。大人から子どもまで楽しめる内容となっているため、大変人気が予想されます。早めの予約がおすすめです。なお、入場時には本人確認ができる証明書（免許証や学生証など）の提示が全員に求められるため、忘れずに持参しましょう。
アクセス方法と施設の所在地
新施設は静岡県静岡市葵区長沼にあるバンダイホビーセンター新工場の敷地内に建設されています。このエリアはJR東静岡駅から徒歩圏内で非常に利便性が高い立地にあります。電車でのアクセスが便利で、静岡市内からはもちろん、遠方から訪れる観光客にも優れたアクセス環境が整っています。
なお、施設専用の駐車場は用意されていません。そのため、公共交通機関の利用を推奨するほか、近隣のコインパーキングを利用する必要があります。訪問時には余裕をもって移動時間を確保しましょう。
訪問時の注意事項
施設内では、来場者の安全およびプラモデル制作現場のクオリティを保つためのルールが設けられています。予約時間の厳守や指定の見学ルートの従事が求められています。ミュージアム内の展示物や設備は実際の製造工程にも関連しているため、触れることは禁止されています。また、安全管理の観点から、係員の指示に従うことが必須です。
周辺観光地とのセットプラン提案
静岡県は、バンダイホビーセンター新工場だけでなく、観光スポットも充実しています。ミュージアム訪問の前後には、日本平や三保の松原といった世界遺産エリアを巡るのはいかがでしょうか。また、静岡市内には新鮮な海産物を楽しめる飲食店も多いので、おいしい静岡グルメを堪能することもおすすめです。観光とミュージアム見学を組み合わせた旅行プランをぜひ立ててみてください。
限定お土産＆「隠れハロ」を楽しもう！
限定グッズとガンプラアイテム
館内には常設のお土産ショップは設けられていませんが、展示室に設置された自動販売機で一部グッズが購入できます。さらに、ミュージアムに参加した来場者には、後日アクセス可能な限定オンラインショップの情報が提供され、参加者限定のガンプラや記念グッズを通販で購入することが可能です。現地ではあまり大々的な販売は行われていないため、欲しい商品は通販の活用が前提となります。
ガンプラのランナーがタオルに！自販機限定のミニグッズ
ミュージアムの参加賞
こちらは、限定オンラインショップで購入できる「BHCPDⅡの4色射出成形機」のプラモデル。
実際に施設で使用されている成形機をモチーフにした精巧なモデルで、見学後の感動をそのまま形にできる一品です。来館者限定のアイテムとして、記念にもぴったり。
「隠れハロ」を探してみよう！
ガラス手すりの近くにあった“隠れハロ”
施設内には、ファンの間で話題の「隠れハロ」が随所に設置されており、見学中のちょっとした楽しみになっています。特に展示エリアの壁や装飾の中に紛れたハロを見つけるのは、大人でも夢中になる遊び要素。来場の際にはぜひ「何処に隠れているか」ぜひ探してみてください。
まとめ｜BHC PDII MUSEUMは“行く価値あり”の聖地！
バンダイの最新鋭施設「BHC PDII MUSEUM」は、ガンプラファンやプラモデル愛好家にとって夢のよう
な空間です。製造工程の見学から、デザイナー体験、限定グッズ、お土産まで、ここでしか味わえない発見
と感動が満載。実際に足を運んでみると、プラモデルというコンテンツの奥深さや、バンダイの技術と情熱
を体感できます。
ガンダムが好きな人はもちろん、「ものづくり」そのものに興味がある方や、子どもと一緒に楽しめる知
育的な施設を探している方にもぴったりのスポットです。静岡旅行の目的地のひとつとして、ぜひ訪れてみて
ください！
✅ チケットは完全予約制なので早めの予約がおすすめ！
✅ 記念品・お土産もオンラインショップで購入可能！
✅ アクセスは公共交通機関 or 近隣コインパーキング利用で！
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